9月28日よりYahoo!ショッピングのストアポイントアップ分が「ストアボーナス」に変更
2020年9月28日(月)よりYahoo!ショッピング、PayPayモールで付与されるストアポイントのうち、ストアが独自にポイントアップ(倍付け)する分が「ストアボーナス」(PayPayボーナスライト)に変更されます。
ストアボーナスとは?
従来のストアポイントは以下のとおりでした。
- ストアポイント(基本) … 1%のTポイント
- ストアポイント(ストア独自のポイントアップ分) … 1~14%のTポイント
これが9月28日からは以下のように変更されます。
- ストアポイント(基本) … 1%のTポイント
- ストアボーナス(ストア独自のポイントアップ分) … 1~14%のPayPayボーナスライト
新旧を比較すると、まず、どのストアでももらえる基本の1%は「ストアポイント」という名称のままTポイントで獲得できます。こちらは変更ありません。
変更されるのは、各ストアが独自にポイントアップする分(1~14%)で、「ストアボーナス」という名称に変わり、ポイント種別もTポイントからPayPayボーナスライトに変更されます。
従来はストアポイントとひと口に呼んでいたものが、「ストアポイント」と「ストアボーナス」に分裂したイメージです。そして、ストアボーナスとはPayPayボーナスライトのことです。
ストアポイント | ストアボーナス | |
---|---|---|
ポイント種別 | Tポイント | PayPayボーナスライト |
利用条件 | なし | PayPayアカウントとYahoo! JAPAN IDとの連携が必要 |
付与日 | 注文完了の翌日 | 注文日翌週より3週間経過後の木曜日 |
有効期限 | 最終付与日から1年間 | 付与日から起算して60日間 |
いわゆる、TポイントとPayPayボーナスライトとの比較になりますが、これだけを見ると従来のTポイントの方が明らかに条件が良い印象です。ただ、PayPayボーナスライト付与のメリットは、広範囲のリアル店舗でも使えるという使い道の広さにあります。
Tポイントよりも付与が遅かったり有効期限の短さがありますが、PayPayをよく利用するユーザーであればその点はあまり気にならず、むしろPayPayボーナスライトの方がメリットに感じる場合もあるでしょう。
Tポイントの存在感がますます薄れる
ストアポイントの一部がストアボーナス(PayPayボーナスライト)に変更されるということは、逆を言えば、ますますTポイントの存在感が薄れていくことを意味します。
過去、Yahoo!ショッピングはTポイントとの連携を武器に積極的なポイント攻勢を仕掛けてきましたが、今や状況は180度変わり、自社のPayPayを軸とした戦略に切り替わっています。このままいけば、Tポイントとの提携解消の可能性もありえそうです。(たぶんもう、このテーマはヤフー社内で検討段階なんじゃないかと私は勝手に思っています。)
Yahoo!ショッピングやPayPayモールの、いちユーザーとすれば、もらえるポイントの中身がTポイントとPayPayが混在しているというのは「分かりにくい」と思うので、PayPayならPayPayでひとつに統一して分かりやすくしてもらいたいですし、その方がユーザーの満足度が高まるのは間違いないと思います。「分かりやすさ」って大事ですよ。
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