改悪か、Yahoo!ショッピングでPayPayポイント付与対象金額が2022年12月から「税抜」に変更される
Yahoo!ショッピングの公式アナウンスによると、2022年12月1日(木)12時よりPayPayポイントの付与対象金額が変更されました。今年に入って楽天がルール変更したことに倣うように、消費税分についてはポイント付与の対象外とするのが今の流れのようです。
■ポイント付与対象金額の変更についてhttps://topics.shopping.yahoo.co.jp/notice/archives/202211011130.html
PayPayポイント付与対象金額はどう変わる?
2022年12月1日(木)12時よりPayPayポイント付与対象金額がどう変わるのか?ひと言で言ってしまうと、「税込金額から税抜金額に変更される」ということです。
引用元:https://topics.shopping.yahoo.co.jp/notice/archives/202211011130.html
楽天市場では “商品の購入額(税抜)に応じて100円につき1ポイント付与、送料別の商品の場合、送料分は計算対象外“ としています。Yahoo!ショッピングがこれに倣うとすれば、送料や手数料については付与対象額となる可能性があります。
PayPayポイント付与対象金額が税抜き金額となるとどうなるのか?以下でシミュレーションしてみます。
■PayPayモールで16490円の商品を注文した例
こちらの注文例では、従来のポイント付与ルールでは1810円相当のPayPayポイントが付与されていたものが、新ルールでは1645円相当のPayPayポイント付与になる見通しです。
ポイント還元率を計算する際に “小数点切り捨て” と言うルールがありますので多少の誤差は出るものの、「従来の還元額÷1.1」で出た数字が新ルールで還元されるPayPayポイントとなることを覚えておきましょう。(上記例なら、1810円÷1.1=1645円)
■PayPayモールで26980円の商品を注文した例
こちらの注文例では、従来のポイント付与ルールでは2549円相当のPayPayポイントが付与されていたものが、新ルールでは2398円相当のPayPayポイント付与になる見通しです。
この例では「従来の還元額÷1.1」で出た数字と乖離していますが、その原因は日曜日特典の付与上限にあります。各種キャンペーンの付与上限に到達するものが多くなればなるほど、従来のルールよりも乖離が大きくなる場合があります。
ポイント付与対象金額の新ルールでは注文例で分かるように、純粋な「改悪」と言えるでしょう。この変更によるユーザーメリットは何もありません。
今回の変更予定は競合する楽天市場が先に消費税抜きの金額を対象にしたことがきっかけになっている考えられます。少しでもコストを抑えたいという思惑、そして競合モールがそのような新ルールにしたため、ユーザーからの理解が得られやすいと判断した結果だと想像します。
以上、Yahoo!ショッピングで2022年12月予定のポイント付与対象金額の変更についてお伝えしました。
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