Yahoo!ショッピングでお買い物をした場合の領収書(領収証)を発行してもらう方法について解説していきたいと思います。
2022年8月にYahoo!ショッピングに出店する全ストア(※一部除く)を対象に「領収書発行機能」を利用することが必須化されました。
これまではストアごとに領収書発行の対応方法が異なっており分かりにくく不便でしたが、ルールが統一されたことにより、注文者が簡単に領収書を自分で発行することが可能になりました。
※一部のストアでは、領収書発行機能を利用できず、独自の領収書発行システムを採用しています。この場合は、個々のストアの方法に従い発行してもらう必要があります。
領収書を自分で発行して印刷する
2020年4月8日の注文よりYahoo!ショッピングやPayPayモールの注文履歴から領収書を発行できるようになりました。そして2022年8月には原則、全ストアで領収書発行機能の利用が必須となりました。
後述する「ストアにお願いをする」という方法よりも、自分だけで出来る分、簡単・早い・便利です。
ただしストアによって対応していない場合や、対応していても条件が合致しないとできない場合がありますので以下で解説します。
注文履歴から領収書発行ができる条件とは?
- ストア側で「領収書発行機能」を「利用する」を選択している
- ストア側で注文ステータスを「完了」にしている
- 支払い方法が「PayPay残高払い」「クレジットカード決済」「ポイント払い」「キャリア決済」のいずれかである
- 2020年4月8日15時以降の注文である
ストア側で「領収書発行機能」を「利用する」を選択している
領収書発行機能はYahoo!ショッピング、PayPayモールの全ストアに導入されているわけではなく、この機能を使うかどうかは各出店ストアの任意となっています。
注文者が領収書発行機能を利用するには、注文したストアが設定画面で「領収書発行機能」を「利用する」に変更していないと使うことができません。(ストアの初期設定では「利用しない」となっています)
ストア側で注文ステータスを「完了」にしている
ストアがお客の注文を処理する際に様々なステータスを経るのですが、商品を出荷したら必ず「完了」ステータスに変更しなければなりません。完了になっていない、つまり商品が出荷前の段階では領収書発行機能は利用できません。
支払い方法に条件がある
領収書発行機能を利用するためには、「PayPay残高払い」「クレジットカード決済」「ポイント払い」「キャリア決済」のいずれかの支払い方法でなければなりません。
たとえば「商品代引」「銀行振込」「後払い」「コンビニ払い」等では領収書発行機能を利用できません。
2020年4月8日15時以降の注文である
注文日ベースで2020年4月8日15時以降の注文であれば領収書発行機能を利用することができます。
注文履歴から領収書を発行する手順
手順を説明する前に知っておきたいのは、領収書発行機能はブラウザ版のYahoo!ショッピングしか対応していないという点です。つまりアプリから領収書を発行することはできません。以下はパソコン、スマホのブラウザから領収書を発行する手順となります。
1. 「注文履歴」にアクセスします
[ パソコン(PCサイト) ]
[ スマホ ]
2. 該当注文の「領収書を発行する」をクリックします
[ パソコン(PCサイト) ]
[ スマホ ]
3. 印刷したい場合は「このページをプレビューして印刷する」から印刷ができます
なお、上の領収書にも記載のように、何度でも領収書は発行できますが2回目以降に発行(アクセス)すると「再発行」という記載が入ります。
領収書発行機能のQ&A
宛名はどうなる?
上の領収書サンプルのように宛名は空欄で表示されます。印刷した後、自分で宛名を自由に記載できます。
プリンターが無い場合は?
ご自宅にプリンターが無い場合など印刷できない場合は、表示された領収書データをダウンロードしてUSBやSDカード等に保存して最寄りのコンビニ等で印刷できます。
■Google Chromeから領収書ページをダウンロードする2例
- 右上の設定(三本点アイコン)→その他のツール→名前を付けてページを保存 … HTMLファイルとして保存されます
- F12キーを押してデベロッパーツールを表示→三本点アイコンをクリック→Capture full size screenshot … 画像ファイルとして保存されます
領収書ページが表示されない、印刷ボタンを押しても印刷できない
「領収書を表示する」のリンクは表示されていても、クリックしても反応しない場合や、領収書は表示されるが印刷が正常にできない場合、お使いの端末やブラウザが問題の場合もありますので、異なる端末やブラウザで試してみましょう。
PayPay、Tポイント、クーポンを使った場合はどうなる?
PayPay残高払い、Tポイントの利用、クーポンを使った場合の領収書の記載がどうなるかについて、以下例を記載しますのでご参考ください。
PayPay残高払い(全額)の領収書記載例です
Yahoo!ショッピング発行のクーポンを利用した領収書記載例です
Tポイントを利用(一部)の領収書記載例です
Tポイント払い(全額)の領収書記載例です
ゲスト注文(未ログイン)でも発行できる?
ゲスト注文(Yahoo! JAPAN IDにログインしていない状態での注文)の場合、注文直後に届く注文完了メールに記載の「お客様注文履歴」にアクセスすることで、領収書発行機能を利用できます。
領収書記載の金額が「0円」と表示される
全額をPayPay残高払いした場合やポイント全額払いは「0円」と表示されるルールになっています。
納品書や請求書の発行はできる?
今回紹介している、ご自身で発行する方法はあくまで「領収書」のみです。そのほかの納品書や請求書を発行希望の場合は、ストアに直接要望しましょう。
最も多いのはURLから領収書を発行するパターン
あくまで私の実感としてですが、商品購入後に領収書発行用のURLをメールで送ってもらって、そこから自分で領収書をダウンロード、または印刷するパターンがYahoo!ショッピング、PayPayモールでは最もポピュラーだと思います。
私も良く利用するジョーシン、コジマ、ヤマダ電機、ソフマップなどURL発行形式で領収書を発行するケースも多いです。
↑こちらは「家電と住設のイークローバー」の領収書発行についての記載(2018年2月時点)
※こちらは電子領収書といって法律でちゃんと認められた方式になっております。領収書の発行は販売者側の義務となっていますが、電子領収書であっても発行してさえすれば義務を果たしていることになるので、たとえば購入者側があえて「手書きの領収書を発行してほしい」と要求しても販売者側が応じる義務はありません。
ただし、Yahoo!ショッピング、PayPayモールでは領収書の発行を希望しないと発行用URLを記載したメールを送らないストアも多いので、必要な場合は注文時の備考欄に「領収書の発行をお願いします」と一文添えると確実かと思います。
なお、先にも説明したとおり、印刷ができない場合(プリンターが無い場合)や会社の会計の都合上どうしても手書きの領収書が欲しい場合は、商品購入前に問い合わせて確認すると良いでしょう。例外として発行してくれる場合もあるかと思います。
以下はあるストアで購入した例です。
(1)商品発送後に領収書発行URL付きの発送メールが送られてくる。
(2)メールに記載された領収書発行用URLをクリックする。
(3)ブラウザ上で領収書が発行されるので「印刷する」ボタンから印刷が可能。
この例ではHTML形式で領収書が発行されていますが、PDF形式で発行される場合も多いですね。
納品書 兼 領収書で同梱されているパターン
納品書が領収書を兼ねているパターンもYahoo!ショッピングではよく見かけます。
商品と一緒に同封されている一枚の納品書に領収書もくっついているパターンですね。たいていは切り取り線があって、自分で宛名と但し書きを記載して、領収書の部分だけ切り取れるようになっています。
●納品書 兼 領収書の例(Yahoo!ショッピング くら助)
https://store.shopping.yahoo.co.jp/kurasuke/a1d6c7bcc9.html
注文の際に備考欄で「領収書希望」を伝える
以上で紹介したYahoo!ショッピングでの領収書の発行パターンは他にもありますが、いずれの場合でも、注文する際には備考欄に領収書の発行をしてほしい旨を伝える必要があります。
↑あるストアの備考欄。この「ストアへのご要望」に「領収書を発行して下さい」と記入する。
Yahoo!ショッピングでは大抵のストアにおいて、注文確認画面で備考欄が用意されていますので、そちらに記入すれば大丈夫です。もし備考欄が見当たらない場合は、購入後に電話、メール、問い合わせフォームのいずれかで領収書を発行してほしいと伝えましょう。
クレジットカードで支払った場合の領収書発行
クレジットカードで支払った場合、本来は各クレジットカード会社の発行する利用明細書が領収書として使うことになります。(会計法規上有効です)
なぜなら、販売するストアと購入者は直接金銭のやり取りをしているわけではなく、購入者はクレジットカード会社に対して支払っているため、カード会社から領収書をもらうのが正しいのです。
ただし、実際には便宜上Yahoo!ショッピングの各ストアから領収書を発行する場合がほとんどです。購入者も購入したストアから発行してもらうものという感覚が一般的のようです。
※私もYahoo!ショッピングで会社の備品などを会社の(法人の)クレジットカードで購入していますが、いちいち領収書の発行をストアに求めたりはしていません。毎回面倒ですし、先に説明したとおり、カード会社の利用明細書で領収書として用が足りるからです。
代引き、銀行振込での領収書発行
代金引換(代引き)で購入した場合、各配送業者の「代金引換証」(支払い時の控え)が正式な領収書となります。そのため、Yahoo!ショッピングのストアから別に領収書を発行すると二重発行となりますので本来はストアから発行することはできません。
また銀行振込で購入した場合、各銀行からの「振込控え」が領収書の代わりとして使用できます。
いずれも、各収納業者からの控えが正式な領収書として使えるのですが、こちらもカードの場合と同様、便宜上、ストアから領収書を発行することが多いのが実情です。
一部ポイント支払い、ポイント全額払いの領収書は?
Yahoo!ショッピング、PayPayモールでTポイントやPayPayボーナスライトを使用して購入した場合、領収書の発行と金額はどうなるのでしょうか?
もちろんこの場合も領収書は発行してもらえます。ただし多くの場合、一部ポイント支払いもポイント全額払いも、領収書の備考として記載されます。(上の例にも領収書発行のサンプル画像がありますが、「ポイント全額払い」という記載があるのが分かります。)
ですので、TポイントやPayPayボーナスライトを使用した注文で、「ポイントを使用した事実を記載しないでほしい」(満額で領収書を発行する)といった要望は通らないと思います。
ポイントを利用した場合の領収書記載の金額例ですが、たとえば10000円の注文で5000円分のポイントを利用した場合は以下のようなパターン(例)があります。
- 10000円の金額で発行(備考に「内5000円相当のポイントを利用」と記載される)
- 5000円の金額で発行(備考に「ポイント利用分は除く」と記載される)
会社のルール等で領収書の記載金額がどうなるのか不安な場合は注文前にストアに確認してから注文されることをおすすめします。(注文後ですと色々面倒になりますので)
領収書の再発行は可能?
こちらもYahoo!ショッピングやPayPayモールの各ストアによって対応が分かれそうな点ですが、領収書を紛失した等で再度発行してほしいという場合もあるかと思います。
この場合、備考に「紛失のため再発行」という記載をして領収書を再発行することは可能な場合が多いようです。逆に何の特記事項もなく、はじめに発行した内容と同じ領収書を再発行することは難しいでしょう。
以上、Yahoo!ショッピング、PayPayモールの領収書発行についての解説でした。ご参考まで!
コメント
注文番号 y-wakka-10011397
品名 トモエそろばん ケース付き 23桁
上記の注文内容について、下記の通り確認願います。
注文は、ケース付き の仕様になっていますが、そちらの手配された物が
ケースが付いていない物であった為、ケースが付いていない物で発送された
(スタンダード型)
従って、そちらの手配ミスと思われますので、確認のして至急「ケース」を
送って欲しい。 又、納品書、領収書を合わせて提出ください。
当サイトはストアではありませんので、注文されたストアへ直接お問い合わせください。注文履歴よりフォームから問い合わせされることをおすすめします。