ネットショップの長期休暇(年末年始・GW・お盆)対応のまとめ・備忘録
私のところのネットショップは2019年~2020年の年末年始は12/28(土)から1/5(日)の9日間になります。9連休なんて滅多にない機会ですが、年の暦の日並びによっては最小で5連休になります。
ネットショップを運営してると、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始の3大連休は結構やることが多くて、正直「この季節が来たか~」とうんざりします。
毎回、「えーっと長期休暇は何しなければならないんだっけ?」となるので、個人的な備忘録がてら、ここにメモっておくことしました。皆さんのネットショップでも参考になれば幸いです^^
楽天市場
- PCヘッダー・フッター・レフトナビ
- PCトップページ ※必要あれば
- スマホトップページ
- スマホ商品ページ
- スマホカテゴリページ
- 納期情報設定
- 配送日時指定
- 長期休暇の告知(web・メール)
楽天はデザイン上、変更箇所が多いです。1~2はPC用のものを1つ、3~5はスマホ用のものを1つ作成します。長期休暇の案内をテキストで作ろうか画像(バナー)で作ろうか迷いますが、現在はPC、スマホともに画像化しています。PCは画像の方が見栄えが良いこと、そしてスマホは文字数制限が厳しいために画像化が有効です。
なお案内を作る際に、ウチでは楽天が一番注文が多いので、長期休暇前の出荷をどのタイミングで締め切るかの見極めが毎回難しいです。たとえば12/27が最終営業日だとしても、12/25までの注文で締め切るのか、12/26までの注文で締め切るのかの判断です。ここはあまり欲を出さずに無理のない締切日を設定するのがおすすめです。
6、7の納期と配送設定はセットになりますが、6の納期情報はお客様の目にも触れやすいカート付近の案内になりますので、ここを分かりやすく記載しておくことが大切です。
年末年始であれば「年明け以降出荷」と記載するよりも「1月6日(月)以降3営業日以内に出荷」などのように具体的な数字で示すことでお客様の誤解を防ぐことにつながります。
8の長期休暇の告知について、楽天ではweb、メールの両方で告知できることはご存知でしょうか?特にwebはカート画面の上部の目立つ位置に記載できるために大変有効です。
なお、営業日カレンダーの設定に誤りがあると余計なクレームにつながってしまいますので、いま一度、営業日カレンダーの休業日の設定にも誤りが無いか見直しておきましょう。
Yahoo!ショッピング
- PCヘッダー
- スマホトップページ
- 発送日情報設定
- お届け希望日時
- 配送遅延のお知らせ設定
ヤフーは楽天と比べると楽です。発送日情報設定という機能が優れているので、納期設定について面倒なことがありません。楽天もヤフー仕様だとありがたいのですが・・・。
1~2は楽天で作ったものを流用するだけです。3の発送日は営業日を除く日数を数えて入力します。設定するとすぐに本番環境に反映されますので、1商品だけでテストしてみてうまくいったら全商品に反映させればOK。
4のお届け希望日時は楽天の同じ日数を。5の「配送遅延のお知ら設定」は2019年から追加された機能ですが、PC、スマホともにお客様の目に止まりやすい位置に案内できるので是非設定されることをおすすめします。文字数制限が30字までと厳しいですが、端的に誤解を招かないように表現しましょう。「配送遅延のお知ら設定」はストア構築→ストア情報設定から設定できます。
ショップサーブ
- PC HTMLヘッダーメニュー
- スマホトップ「お知らせ」
- スマホ情報ページ
- スマホヘッダドロワーメニュー
- カート画面メッセージ
ショップサーブはPCだけ楽天のバナーを流用、スマホは情報ページを使用します。
2019年からよりお客様の目に止まるようにカート画面のファーストステップでも記載するようにしました。PCはお店設定→ショッピングカートのメッセージの編集→案内文から変更、スマホはレジ→カート→メッセージの編集から変更します。
ただし、ショップサーブはこれだけ設定しても楽天やヤフーと比べて目に止まりくい印象です。
Amazon
- 出品者情報
- リードタイム
肝心なのはリードタイム。
在庫シンクロ(ECステーション)が在庫を連動するたびに、通常のリードタイム(0日)にリセットしてしまうので、休暇期間中にAmazon側にてリードタイムを長期休暇用に設定しなおす必要があります。1回あたりの作業時間はものの3分なのですが、1日に最低3度くらいは必要なので面倒です。
なので、Amazonでそこそこ売っている限り、あるいは自分がこの業務を担当している限り、長期休暇で旅行したくなっても、常にパソコン・インターネットのある環境でないといけません(泣)
まあ本気でパソコン放っておいて旅行したくなったら、店名を変更する方法(店名に長期休暇を謳う方法)を採用しますが、なんかカッコ悪くて個人的にはしたくないですw
(以下追記1)
2017年の年末から2018年の年明けにかけて、Amazonが最も大変でした。これからもそうだと思います。
実は、Amazonの出品詳細レポートのデータが少しタイムラグがあることが発覚!たとえば午後3時時点でレポートを要求してダウンロードしたデータの在庫を見ると、実際にはおよそ1時間前のデータだったりするのです(泣)
ですので、リードタイムの再設定のために出品詳細レポートダウンロード→リードタイム書き換え→アップロードをしても、過去1時間くらいに入った注文データを確認して在庫を手動で合わせる必要があるという・・・なんとも手間なこと。。。
在庫連動システムの「在庫シンクロ」を使い続ける限り、長期休暇中はどこへ出掛けようとも、毎日パソコン持参(要するに仕事)は必須になるかと思うと・・・憂鬱な気分になります。
ちなみに、Amazonの店名も長期休暇用に変更することにしました。「店名 + 1/5から出荷します」みたいな感じです。リードタイムの設定漏れで万一「1/1に出荷」とかで注文されても、システム上「遅延」扱いになりますが、少しはクレーム防止にはなるかと。
(以下追記2)
2018年お盆休みもAmazonだけはパソコン必須でした。ただし、作業は1日3回程度(朝、昼、晩)で済みました。※「済んだ」というかそれくらいにしておかないと、せっかくの休暇の意味が無いと思ったので。。
他店で売れたら、その度にリードタイムを修正するのが理想ですが、当然そんなことはやってられない(24時間起きてなければいけない)ので、1日3回に留めて、もし遅延発生の出る注文が入ってしまったらそれはもう「仕方ない」と諦めるようにしました。(どうせ遅延率も全体の4%にはいかないですし)
お客さんからは万一怒られる可能性もありますが、店名も「店名 + 8/17以降に出荷します」みたいな表記に変えているので、ある程度のクレーム防止にはつながっているものと期待しています。
(以下追記3)
2019年の年末年始から在庫シンクロの機能改善により「Amazonリードタイム一括変更」ができるようになりました!!これにより過去にやっていた長期休暇中の負担が大幅軽減。楽天やヤフーと同様に、注文数を見極めて一括でリードタイムを一括変更すれば良いだけになりましたので、時間的な負担で見ても20分の1くらいの感覚で楽になりました♪
ポンパレモール(※退店しました)
- PCヘッダー・フッター・サイドバー
- PCトップページ
- スマホトップページ
- 配送日時設定
ポンパレは・・・・・注文が少なすぎて退店濃厚ムードなので、休暇を謳わなくても大丈夫そうですw が、一応念のため、楽天とほぼ同じなので案内しています。
楽天のFTPパスワード有効期限切れに注意
2018年お盆休みの気付きですが、在庫連動システム(在庫シンクロ)を使っているので、FTPを使って在庫を自動でアップロードしている都合上、楽天のFTPパスワードの有効期限切れには注意しなければなりません。
今回はそのような事態になっていませんが、長期休暇の間に万一パスワードの有効期限が切れると、それ以降楽天に関しては一切在庫が合わなくなってしまうので、考えただけでも恐ろしいです・・・。次回以降、この点にも留意しようと思います。
※ただし、楽天のFTPパスワードの有効期限は切れる5日前にメールで連絡が来る仕様なので、その点はとてもありがたいですね。
まとめ
以上、簡単にまとめてみましたが、長期休暇対応のポイントは「お客様に誤解を招くことのないよう、休暇前、休暇中、そして休暇明けの対応がどのようになるのか、端的に分かりやすく案内すること」、また「どのお客様にも目に止まる場所に記載すること」この2点が重要と考えます。
長期休暇が終わって「休暇中に届くと思ったのにどうしてまだ出荷していないんですか?」なんて無用なクレームをいただくことの無いようネットショップの長期休暇の対応は適切に行いましょう。
コメント